喪中の正月の過ごし方はどうすればいい?

喪中の年の年末年始って、いつもと違うので戸惑ってしまいますよね。

1年間は喪中で、年賀状出さないのはわかるけど…

初詣、おせち、年始の準備はどうなんだろう?

と、いざ12月末になると考えてしまうこともあるかと思います。

幸い私は両親や親戚はまだ元気です。

でも、いつ何があるかわからないし

詳しいマナーは知っておきたいなと思い

喪中のお正月の過ごし方について調べてみました。

そもそも、喪中ってなに?

喪中とは、

親や、身近な人が亡くなったときに

一定期間はお祝い事などを自粛して生活すること

を言います。

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範囲は一般的には、2親等までと言われていますが、

故人との付き合いが深い場合には3親等以降でも

喪に服してよいと言われています。

一定期間は、とありますが、

一般的には

父母、養父母、義父母…12か月~13か月

子供…3カ月~6か月

兄弟・姉妹…30日~3カ月

祖父母…3カ月~6か月

と言われています。

また、こちらの期間も厳密に決められているわけではなく、

故人への悲しみが大きければ自然と長くなってしまうし、

気持ちの整理も早くつけば期間も短くなって

しまってもいいと言われています。

お正月はどうすごせばいいの?

お正月は新しい年の五穀豊穣を願い年神さまをお祝いする行事です。

古くから神道では「死はけがれたもの」、

という考えがありました。

そして、このけがれはうつるので、

神様から遠ざけないといけないといわれています。

この考えから、喪中のおうちでは、

歳神様をお祝いすることを行わずに

静かに年を迎えるという風習があります。

それでは、喪中のお正月について、

やっていいこと悪いことをお話しします。

・喪中はがきを出す

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→年賀状の代わりに喪中はがきを出しているとは思いますが、

もし間に合わなかったり、

年賀状が届いてしまったときは

寒中見舞いを出し、年賀状のお礼と出せなかった理由、

お詫びをお伝えします。

寒中見舞いを出す時期は、

1/8から、立春の間の時期の間に出す

とされています。

・年始の挨拶

→「おめでとうございます」と言わずに、

「昨年は大変お世話になりました」

「本年もよろしくお願いします」

と挨拶を返しましょう。

・お正月飾りの取り付け

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→一般的なお正月飾りは、門松、しめ飾り、鏡餅があります。

正月飾りは、歳神様を歓迎するための準備として

飾るものなので、控えましょう。

・初詣に行く

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→神社によって、参拝を避ける期間が異なっております。

1年、もしくは50日間としているところもありますので、

神社に問い合わせてみるのが良いと思います。

しかし、お寺に行くのは喪中でも問題ありません。

お寺には、死をけがれとする考えがないので、

お参りをしたり、墓参りをしてもよいとされています。

・おせちを食べる

→お正月に食べるお祝いの料理なので、

基本的には食べない方がよいという考えもありますが、

めでたいことを重ねるという意味の重箱に入れるのを避け、

普通のお皿に盛り、食べてもよいとされています。

また、縁起物である紅白のかまぼこや、鯛、海老は避けるようにしましょう。

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・おとしだま

→本来は避けるべきなのですが、

小さな子供が年に一度楽しみにしている行事なので、

「おとしだま」と書かれているポチ袋ではなく、

キャラクターものなどのポチ袋を使い、

「書籍代」などとして渡すのがよいでしょう。

まとめ

年末年始の喪中の過ごし方は、地域や家族でも異なってきます。

でも、故人が毎年お正月を楽しみにしていたなら、

お部屋の中でなら正月飾りをかざったりしてもよいと思います。

大事なのは故人を思い、偲んで過ごすこと。

自分たちの気持ちと向き合って、

家族や親戚とどんな年末年始にするか相談し、

穏やかなお正月を迎えられるといいですね。

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